サブリース契約中の一棟アパートの売却は出来る?

2019/02/07
share

最近良くサブリース契約で一棟アパートを購入されたオーナー様がそろそろ売却をしたいという御相談を受けるようになりました。一棟アパートの購入時や建築時などは建築された大手メーカーの営業マンさんに良い面だけを伝えられご契約に至り今は散々な結果のサブリース一棟アパートオーナーさんもいらっしゃるそうです。

そのような地雷を含んだ一棟アパートでしたら今すぐにでも売却したいですよね。
では揉めずにスムーズに売却出来るものなのかを見ていきましょう。

■全ては契約書通りの仕様により左右されます

契約書の売却時の内容覚えていますか?
こちら至急、契約書を取り出し確認をしてみてください。

サブリース契約で一棟アパートを購入されたオーナー様の売却について特に気をつけてチェックして戴きたい点がございます。

・途中解約の場合の違約金設定

サブリース契約にて見込んでいた収益が取れない場合は違約金の設定をしている事が普通です。
それが3ヶ月分×戸数なのか6ヶ月分×戸数なのか等は契約書に記載されていると思います。

・そもそも途中解約は出来ません契約

本当に危ないのがこの契約内容です。
そして揉めに揉めて落とし所が1年分×戸数だったり、次の購入者にもサブリース契約をさせることが条件だったりと不利益な契約の場合は一悶着ありそうです。

このように最初は良い面ばかりを描いていた想像していたサブリース契約ですが、きちんとその帳尻は合うような契約内容となっていることが多いです。

■サブリース契約中の一棟アパート売却は買い主から敬遠され気味

サブリース契約がしっかりと解約されている状態ならば通常の一棟アパートと一緒ですので売却にはなんら問題がありません。

入居率もサブリース契約をするくらいですからそこそこ良かったのではないでしょうか。
しかし契約内容をそのまま引き継いで欲しい。
となると話は別です。

サブリース契約のあるあるとして最初の契約時にはいくらいくらで何十年の間、一括借上げしますよ。
という契約内容ですが途中で家賃の減額をサブリース契約会社が求めてくることが大半です。

そのような契約を引き継ぎとなれば納得の行く収益も出ないと考えますし、何より第三者が入ることでトラブルの種が増えるだけですので、それならわざわざサブリース契約をしている一棟アパートじゃなく他の一棟アパートの購入を買い主様は選択するのが普通です。

このようによっぽど良い条件(売却価格が相場に比べ物凄く安い等)じゃない限りは売却し難いと考えられています。

■まとめ

サブリース契約中の一棟アパートの売却を考えられていらっしゃるあなたさまは、まず契約書を取り出し解約条項について確認してみてください。

解釈の相違など色々と理解や把握がし難い箇所もあると思います。
そのような場合は、当メディア一棟売却コンシェルジュの問い合わせフォームがございますので、そちらよりお悩みお寄せくださいませ。

一棟アパートと一棟マンションを専門に売却歴20年以上の不動産コンサルタントが今までの現場経験より、あなたさまのケースで一番上手くトラブルを最小限に抑え売却する方法をお伝えしてまいります。

ご安心くださいませ。
私共にお任せ戴けましたら全てスムーズに解決させて戴きます。

share
Related posts 関連記事
recent posts新着記事
pick upピックアップ