高額売却したい一棟マンションや一棟アパートが事故物件の時は

2019/12/27
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一棟マンション運用や一棟アパート運用で、どうにもこうにも防げないものが天災と事故物件です。今回は高額売却をしようとしていた矢先に事故物件になってしまった一棟マンションや一棟アパートは高額売却出来るのか、それとも難しいのかなどのお話をしてまいります。

■下手すると相場よりは50%の売却価格を覚悟するしかない

残念ながら相場よりはかなり値下げをしないと買い手がつかないかもしれません。
立地が抜群の商業ビルとかでしたら話は別ですが、住宅用の一棟マンションや一棟アパートですと心理的影響の方を強く反映してしまいます。

また大きな事件であればあるほどその値下げ幅は大きくなり、考え方によっては更地にして新築を建てて運用した方がいいのではないか?

というケースもございます。
それだけ事故物件になるということは大きなダメージです。

ただ、買い手によっては立地や設備、外観がこれだけいいんだからそこまで値下げをしなくても構わない。

という方もおり、そんな時は通常通りの高額売却が期待できます。
やはり立地や築年数、周辺環境などはこんなピンチの時でもしっかりと評価対象になりますので、つくづく大切だなと感じます。

■事故物件って色々あるけどマイナス査定額は一緒なの?

事故物件といっても色々なケースがあります。
心理的な部分にどれだけ作用するか、その影響の大きさイコール値下げをしないといけない額が大きくなります。

・孤独死や自然死:相場より10%~20%程度の値下げ

一人暮らしで突然心臓麻痺で…。
という若者にもあるケースの場合は心理的な影響がさほど多くありませんし迷惑も掛けていませんので、このくらいの下げ幅で売却が成立することが多いです。

・自殺:相場より20%~30%程度の値下げ

孤独死や自然死と違い、そこまで追い込まれてしまった背景に色々な要因があったり自らの意志が強く出るので心理的な影響がより出て来ますがそこまでの下げ幅ではありません。

・殺人:相場より30%~50%程度の値下げ

凄惨な事件であればあるほど周辺の入居者も引っ越しを考えたりしますので、空室が多くなりその結果、大幅な値下げをしないと売却できないというケースが大半です。

■まとめ

出来ることなら事故物件にはなって欲しくないですよね…。
対処方法としては管理人を常駐、ご自身が管理人として常駐、入居者と円滑なコミニュケーションなどが考えられますが、今の時代ですと近い距離感を嫌がる方も沢山いるのでなかなか現実問題厳しいです。

あとは入居者さんがご高齢であったり持病を抱えていたり、トラブルを抱えているなどアンテナを高くしておき、そのような方にはケアをすることも良い方法です。

もし、あなたさまの保有している一棟マンションや一棟アパートが事故物件になってしまった…。
値下げは仕方ない…けれども出来るだけ高額売却しないとローン残債が残っている.

などのお悩みを抱えておりましたらお気軽にお問い合わせフォームよりお悩みお聞かせくださいませ。
必ず力になれると思いますので御一緒に頑張っていきましょうね。

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