一棟マンションやアパートの宅配ボックスの役割として、今までは外出中の荷物を預かる用途で設置利用されていましたが今の時代、接触を避ける為のツールとしても活用されています。先日宅配ボックスがない事を理由に売却時に数十万円の値下げを余儀なくされてしまったアパートオーナーがいらっしゃいました。
■宅配ボックスがないと売却時に確実に値引きを求められる
大きな駅から徒歩数分であったりなど立地条件が素晴らしいなら宅配ボックスがなくてもスムーズな売却が可能でしょう。
しかし駅から少し離れてしまった一棟マンションやアパートに宅配ボックスがないことは大きなマイナス材料となり確実に売却時の値引き交渉の時に突っつかれる材料となってしまいます。
2年前くらいの売却側が非常に有利だった時代にはそんな事も関係なしに強気に行けたのですが新型コロナの影響もあり融資も非常に厳しくなっていますし、今購入をしようとしている方はそれなりに不動産投資に長けている方が多いです。
となりますとサラリーマン大家さんや主婦大家さんなど素人大家さんを相手にするのではなくセミプロ相手になってきますのでシビアな交渉が見込まれます。
・宅配ボックスを設置しなきゃいけないから値引きをしてください。
・不便だと空室が埋まらないので値引きをしてください。
・不便だと退去が続くので値引きをしてください。
・セキュリティ的に不安なので値引きをしてください。
このような理由を付けられてしまい、売却側としてはぐうの音も出ません。
■宅配ボックスを設置する事は大きなメリットがある
もうお分かりかと思いますが前述した値引き交渉の時に突っつかれるポイントを全て充たせるようになります。
・最新の宅配ボックスがあれば便利なので空室が埋まる
・最新の宅配ボックスがあれば便利なので退去する必要がない
空室が埋まり退去する必要がなければ安定した利回りをより計算出来ますので購入主さんも納得していただけるようになります。
やはり裏にリスクを孕んでいることが明らかに見え隠れしている状態と、期待や希望に満ち溢れた説得力のある解答だったら後者を購入主さんは選んでくれます。
また10年前に設置した宅配ボックスよりも最新の宅配ボックスの方が性能も利便性も良いので新規入居者相手にもアピール出来るというメリットをさらに購入者さんに伝えることで+@の価値を見出してくれる可能性も十分あります。
設置費用分の値下げがカバー出来、売却出来れば万々歳なので試してみる価値は今、一番あると思います。
近隣のアパートでもここ最近バタバタと設置が始まっています。
■まとめ
今すぐでなくてもこれから売却をする時の為に安価で高額売却がスムーズに期待できるような施策は積極的に行っていきたいものです。
アフターコロナ時の売却相場はどうなっていくかはまだまだ余談が許しませんが、出来る準備を前倒しで行っていくことは非常に重要です。
残念ながら上手く売却出来ずに大損をしてしまう一棟マンションやアパートオーナーの方も少なからず出てきてしまうと予想します。
このような記事をご覧になっているということはそうはなりたくない…。
という向上心の現れです。
一緒に頑張ってなんとか上手く売却していきましょうね。
どんなタイプの宅配ボックスが良いのかなどあなたさまの一棟マンションやアパートの価値アップのご相談などお気軽にお問い合わせフォームよりお聞かせくださいませ。