一棟マンションや一棟アパートの売却準備が遅れた場合は?

2019/07/18
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あなたさまが保有されている一棟マンションや一棟アパートの売却準備が遅れてしまった場合のリスクや影響などは考えた事ございますか?ワンルームやファミリータイプのマンションと違い住居を探している方は売却対象に入りません。完全に投資用の不動産ですので売却のハードルは高くなります。そのため、入念な準備期間が結果を左右します。

■一棟マンションや一棟アパートの売却準備が遅れた場合のリスクとは?

ここから消費税の増税、東京オリンピックを控え都内近郊の一棟マンションや一棟アパートの売却活動が活発になってまいります。

ここで仮説を立てて考えてみましょう。
もしあなたさまと同じような条件の一棟マンションや一棟アパートをお持ちですが準備万端なB様との比較です。

【7月】

・あなたさま
今から相場を調べながら不動産屋に売却査定してもらえば9月には売却成立してるでしょう。

・B様
既に相場は調べ済み。実績のある不動産屋さんの担当者数人とパイプが出来た。

【8月】

・あなたさま
ネットや書籍で売却について調べる。
普段は仕事だしまず何からやっていいのか分からず焦り始める。

・B様
売却査定額が出そろい仲介して貰う不動産屋の絞り込みがほぼ決まる。
既に必要書類は確保済み。

【9月】

・あなたさま
やっと相場がなんとなく分かったがお目当ての不動産屋さんはなんだか他にもいろいろ担当していて忙しそう。

・B様
市場に一棟マンションや一棟アパートをリリース。
早速問い合わせが入り始める。

【10月】

・あなたさま
消費税の増税が始まってしまったので戦略の練り直しを迫られる。
そうこうしている間に入居者も減り空室が増えてしまう。

・B様
消費税増税前の駆け込み需要に間に合い、見事希望の高額売却価格で契約成立。
交渉で消費税の増税をプラスの武器に出来たのが成功の要因。

■売却準備の遅れのリスクを一覧にしてみます

前項ではどのような感じで一棟マンションや一棟アパートの売却準備が遅れると起こり得るリスクを時系列でなんとなくご説明させて戴きました。

勿論トントン拍子で上手くいく場合も、入念な準備をしているのになかなか売却成立しない場合もあるでしょう。

しかし大概は上記のように後手後手の対応となり消費税増税や東京オリンピックなどの市場が活性化するイベント時期に乗り遅れてしまう事が考えられます。

・有能な不動産屋さんに仲介して貰えない

後追いで仲介を依頼してもあなたさまの一棟マンションや一棟アパートが物凄く条件の良い売れ筋の物件だったり二束三文で叩き売りをして良いなら優先的に対応してくれると思いますがバタバタしている時は高額で売却出来そうな物件を優先されてしまいます。

・売却を焦っている急いでいる様を逆手に取られ交渉が不利になる

あなたさまがこの消費税の増税前や東京オリンピック開催前が売却のタイミングだと捉えているのならばギリギリまで交渉を引っ張られ値下げを迫られ足元を見られるでしょう。
早めの準備と売却交渉ならば相手のペースに合わせなくて済みます。

・時間が経てば経年劣化、空室リスク、災害リスクが増える

当然の事ながら新築の時点から1日づつ経年劣化は確実に進みます。
今月は入居者が居ても来月には諸般の事情で空室になるかもしれません。
天災人災問わず災害リスクはつきものです。

■まとめ

一棟マンションや一棟アパートの売却において初動の遅さや準備不足は命取りです。
最終最後の純利益を確定させる為の仕事をなぁなぁにしていては不動産投資をやるべきではございません。

なかなか難しいですが家賃収入で既に大きな収入があり、売却価格はそこそこで大丈夫。
という場合や相続物件や借金返済の為に兎に角早く売却したい…。
というのであれば準備もそこそこに不動産屋に丸投げもアリでしょう。

しかしあなたさまが不動産投資家として収益をあげたいと切に願うならば。
最終最後の売却準備は入念にそして素早く行うことが成功への最低条件です。

もしあなたさまが焦ってしまい何から手を付けて良いのかわからない…。
となってしまっている場合は至急、お問い合わせフォームより弊社までご相談くださいませ。
専任の不動産コンシェルジュがあなたさまを親身になってサポートさせていただきます。

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