先に答えを申し上げてしましますがほぼほぼの不動産投資家が一棟マンションや一棟アパートの売却をして利益を確定し積み上げています。確かに満室に近い経営が出来ているならば毎月毎月数十万円~数百万円の家賃収入があるので1年保有すればいくらいくらあと増えるから売却するのはまだ勿体無い…。と考えるかもしれません。
■一棟マンションや一棟アパートを売却しないで保有し続けるリスク
基本的には現時点で売却をしたら純資産の積み上げや増加が見込めるのであれば売却をすることをおすすめいたします。
その理由として
・空室リスク
病気や怪我、家族の事情や転勤等。
など空室のリスクが来月には目の前にあるということです。
空室は売却時の査定額に直接響くので避けなくてはなりません。
・経年劣化、修繕のリスク
暴風雨や酷暑、塩害に排気ガスに生活など様々な自然や人工的なダメージを追う一棟マンションや一棟アパート。
時が経てば経つほど経年劣化や進み修繕のリスクが高まり支出のほうが多くなります。
・デッドクロス
保有している一棟マンションや一棟アパートの建物の減価償却期間が終わってしまうと経費計上出来なくなりますので必然的に税制上の優遇が受けられず厳しい運用を迫られ稼げど稼げど増えないループに陥ってしまいます。
・災害
大洪水や地震、大規模火災など自然災害や人工的な災害に関わらず気をつけていても巻き込まれてしまうことがあります。
それならば早めの売却で純資産の上乗せ確定をすることが正解です。
・高騰しすぎると売却出来ず景気が悪ければ買い叩かれる
ゼロ金利政策により融資がおりやすくなっている今こそ売却時です。
しかし値上がりしすぎると今度は購入してくれる絶対数が少なくなり売却不能。
また景気が悪く金利が上がってからですと融資が締め付けられ買い叩かれます。
■まとめ
一棟マンションや一棟アパートの不動産投資による資産純増を目的としているならば保有している一棟マンションや一棟アパートの価値があるうちに、税制が優遇されている時期にサクっと売却してしまうことが絶対です。
そして少しづつでも純資産を増やし次回の一棟マンションや一棟アパートの購入時に出来るだけ多くの頭金を入れることが出来れば利息分の支払いが減りより早く黒字化へと転じることが出来ます。
また売却をすることでリスクを未然に回避するだけでなく、より良い一棟マンションや一棟アパートの購入をすることが出来ます。
それに売却をしっかりしてちゃんと純利益を出せれば不動産投資家としての自信もついてきます。
終わり良ければ全て良し。
と申しますが一棟マンションや一棟アパートの売却はまさしくそれ。
保有はよっぽどのことが無い限り考えず売却をして次のサイクルへと進みましょう!