大和ハウスの約1200棟の一棟アパートも売却出来ない?

2019/04/12
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衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。レオパレス問題に続きあの大和ハウスでも一棟アパート約1200棟(サブリース契約多数と予測)にも耐火安全性や基礎の仕様で建築基準を満たしていなかったと4/12に発表されました。大和ハウスの一棟アパートもこの大問題で売却が出来なくなってしまうのでしょうか。情報をかき集めてまいりましたのでまずは一旦落ち着いて見てみましょう。

■大和ハウスの一棟アパートを売却相談中は一旦現状確認を

まず大和ハウスで一棟アパートを建築しサブリース契約などを結んでいたけど今売却しようと準備をしていた、実際に不動産屋さんや不動産コンサルタントと媒介契約を結んでしまった、既にレインズなどの不動産情報サイトに掲載している。

という大和ハウスの一棟アパートのオーナー様はまず一旦落ち着いてあなたさまの所有されている一棟アパートは果たして今回の対象内なのかそれとも対象外なのかを確認いたしましょう。

レオパレスのように直ちに退去・引っ越しをする必要はないと発表されていますが、発覚した以上、住んでいる入居者の皆様としては気分良くありません。
残念ながら退去をされる入居者の方もいらっしゃると思いますが、その場合は大和ハウスに補償を迫るのが良いかなと考えます。

しかしオーナー様であるあなたさまがパニックになりますと余計に入居者へ悪影響を与えますので、明日明後日にでも担当の不動産屋さんや不動産コンサルタント、大和ハウスの担当職員にどうなっているかの説明と対応策を聞き、つとめて冷静にしていることがよろしいでしょう。

因みに現時点で判明しているエリアは…
・2001年1月~10年6月に東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬の6都県で販売した賃貸共同住宅200棟
・00年10月~13年2月に29都府県で販売した戸建て住宅888棟と賃貸共同住宅990棟
が今回の発表された範囲でもしかしたらレオパレスのように後出しで増える可能性もあります。

■大和ハウスの一棟アパートを売却するタイミングは?

大前提として法令に乗っ取り建築基準法を守れているというクリア水準まで施工し戻した。
サブリース契約が解除出来るという仮定で大和ハウスの一棟アパートを売却するタイミングを考えてみますと…

・建築基準法のクリア水準まで戻しイメージ回復、安心感が広がった直後

“もう大丈夫です”ということになればその間、下落した株価もまた上がってまいりますので市場の空気感としても前向きに捉えるハズです。

本当は許せないことなんですが、車メーカーを考えてみてください。
排気ガスなどの測定違反などもちょっと前にあり、その時は新車購入が落ちても結局数年後には元に戻ったりします。

それと一緒でしっかりと安全が担保されイメージが回復した瞬間が売却のタイミングとなります。
残念ながらそれまでは売却自体がそもそも値段が付かず出来なかったり、二束三文でローンの返済に充てられなかったりする可能性が高いです。

東京オリンピックが終わる前に片付けば良いかなと願っております。

■まとめ

レオパレス問題に続き大和ハウスの問題も噴出と一棟アパート・サブリース契約はなんだか胡散臭い、キナ臭い感じがしてまいりました。

しかし逆手に取りますと、大手や中堅のハウスメーカーなどではない所が手掛けたしっかりとした一棟アパートの価値は逆に上がっている。
ともとれます。

購入側である買い主さんもここまで不動産業界に不祥事が続きますと俗にいう【安牌】を狙ってくるのは当然です。
市場に【安牌】の弾が少なくなれば必然的に高額での売却の大チャンスです。
このような不祥事や事件があった際は当事者のあなたさまにとっては冗談じゃないよ…。
という時期ですが他の一棟アパートのオーナー様にとっては高額売却の大きなチャンスです。

なんせここ最近だけで数1000棟の一棟アパートが市場に出てこれず売却が出来なくなったワケですから。

当メディアを運営しております一棟売却コンシェルジュでは目まぐるしく変わる一棟アパートの資産価値を公平な目でしっかりと売却査定することが可能でございます。
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