川沿いの一棟マンションや一棟アパートは高額売却出来ない?

2019/10/18
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台風15号と台風21号の影響で東京都内を始めとして神奈川県や千葉県などにも大きな被害が出ました(勿論、長野県や福島県なども)。特に多摩川の氾濫、武蔵小杉エリアのタワーマンション浸水で機能不全は大きな衝撃を与え川沿いの一棟マンションや一棟アパートは高額売却出来ないのではないか?という不安が広がっているので考察しお伝えしてまいります。

■正直、川沿いの物件が高額へシフトすることはない

今までは隅田川沿いのエリアや多摩川沿いのエリアはお洒落なエリアとして近年再開発が進められて来ました。

そのため、本来であればそこまで利便性もある訳でもない土地に建つ一棟マンションや一棟アパートでも再開発やお洒落なエリアという心理的な影響で資産価値が上がりました。

地名は伏せますが世田谷区の某エリアなどは良い例で今後は生産緑地問題にも引っかかって来るエリアなので早急の売却(売り抜けしないと資産価値が下落確定)がよろしいかと思います。

大雨が降れば大丈夫かな、台風が来れば大丈夫かなとその度に入居者には不安が広がり退去する方が増えていくと予想されます。

空室が多くなればそもそも売却査定額は高額ではなくなってしまい、満室に近づけるには家賃を下げなければならない状況が生まれます。

堤防が更に嵩上げされた、治水工事が万全になったという現状のマイナス要素や気運、風評を覆せない限りは10%前後ダウンの売却価格が相場になってくると予測されます。

■川沿い一棟マンションや一棟アパートの売却タイミング

この先不安が解消されるまでは高額へシフトすることはない(何かがきっかけで万が一の可能性は残しておきます)のでどのタイミングで一棟マンションや一棟アパートを売却していくかになります。

例えば今現在(2019/10/18)
【多摩川沿い一棟アパート売出し中】
と掲げられてもメリットよりリスクを買い主も融資先も考えると思います。

なのでこれらの実害と風評被害が無くなる、もしくは薄れてからでないと厳しいと見ています。

非常に安価で高額売却を求めない、早く損切りしたい。
ということでしたらモロに浸水したエリアでなければ売却は進むと思います。

ですので
・実害と風評被害が無くなる、もしくは薄れてから
・雨の時期以外(連想させたり思い出すので)
がよろしいかと思います。

■まとめ

悲観だけではありません。
隣町の川沿いは浸水したのにここは大丈夫でした。
川沿いだけど堤防は高いし土地も高台に近いので被害はゼロでした。

という事をウリにして高額売却出来る可能性が大です。
川沿いの景観を好む入居者さんは一定数以上いる人気のスポットです。

ですので入居者さんが安心できる環境や立地だという一棟マンションや一棟アパートならば逆に競争率が高くなるのではないでしょうか。

川沿い、浸水してしまったエリア、もしくはその近くのエリアに一棟マンションや一棟アパートを保有されているあなたさま。

売却に対してご不安ございましたらお気軽にお問い合わせフォームよりお話お聞かせくださいませ。
いくらでも策はございます。

一緒に頑張ってまいりましょうね。

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