一棟マンションの売却時に一番高額で売却出来る媒介契約は?

2019/09/10
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一棟マンションや一棟アパートを売却する際には基本的に媒介して戴く不動産屋さんと媒介契約をするのですが、あなたさまも御存知の通り媒介契約には3通りのパターンがございます。一長一短のルール設定なのですがどれを選ぶと一番高額で売却出来るでしょうか?それぞれのメリットとデメリットも踏まえてご紹介させて戴きます。

■人気なら一般媒介契約で不人気なら専任媒介契約以上を選ぶ

あなたさまの一棟マンションや一棟アパートが立地も周辺環境も物件自体の価値も高くてしかも家賃も相場以上なのに満室経営続行中…。

だとしたら市場に出回った途端、高額売却することは容易ではないでしょうか。
引く手あまたの状況を作り出すことが出来るような一棟マンションや一棟アパートをお持ちでしたら色々な購入希望者同士を競い合って貰うことが出来るので縛りがほぼない一般媒介契約をおすすめいたします。

一般媒介契約は自由な契約なので不動産屋さんが営業活動を一生懸命しなくてもなんらペナルティが課されません。

反対にあなたさまの一棟マンションや一棟アパートのスペックが不人気物件だと分かっている場合は専任媒介契約や専属専任媒介契約によって課されたルールの中で営業活動をより積極的に行って貰いましょう。

簡単に申し上げますと売却できたら確実にあなたに仲介手数料が入るよ、というのが専属専任媒介契約になります。

■各媒介契約のメリットとデメリット

それではおさらいの意味も兼ねて各媒介契約のメリットとデメリットを見てまいりましょう。
あなたさまの一棟マンションや一棟アパートの売却戦略としてどんな媒介契約が一番マッチングしているのかを検討する材料にもしてみてくださいませ。

・一般媒介契約のメリットとデメリット

何社でも契約して良いので多方面でのツテやルートが期待出来ることが大きなメリットになります。

しかし、不動産屋さんが頑張って営業したのにA社は売却出来ず、B社が売却出来たとなると営業し損になるので不動産屋としてはデメリットしかない媒介契約なので基本、営業や積極的な広告戦略などはしてくれないと思って良いかもしれません。

・専任媒介契約のメリットとデメリット

一般媒介契約のように他の不動産屋さんに横取りされることがないので、広告費を使ってでも売却を頑張ってくれるようになります。

しかし、今度はあなたさまが他の不動産屋さんと競争させたりすることが出来ないので囲い込みという購入者さんも内々で探してこようとする場合が起きます。

・専属専任媒介契約のメリットとデメリット

より縛りがキツくなるのでいつもお世話になっている信頼のおける不動産屋さんと取り交わすのが良いのではないでしょうか。

■まとめ

あなたさまの保有している一棟マンションや一棟アパートの売却しやすさや、その価値、人気よって媒介契約を上手く選択することが良いということが分かりました。

しかし、最初はなかなかさじ加減や抜き差しの加減が分からないかと思います。
売却までに時間的な余裕があるのならば、とりあえず一般媒介契約を複数社と結んでみるのはいかがでしょうか。

そこで反応が良ければ儲けものですし、全く反応が無いようでしたら現実を受け止めた上で次の専任媒介契約へと移っていけばよろしいかなと思います。

タイミング的には計3ヶ月くらい様子見て反応ないならスパッと専任媒介契約へと移行してしまいましょう。

一般媒介契約の間も相性が良さそうな不動産屋さんがいれば引き続き専任媒介契約としてお願いすることでより良い結果が引き寄せられるかと思います。

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