一棟アパートや一棟マンションの所有者であるあなたさまが売却をしようとお考えになった時、数社に売却査定額のお見積りを依頼すると思いますが、その時に考えていたよりも低かった高かった、相場よりも安かった高かったなど想定の範囲外の売却査定額を提示される場合がございます。一棟アパートや一棟マンションの売却査定額は高ければ良い、安ければ悪いというものではありません。それらのカラクリやメリットとデメリットなどをお伝えしてまいります。
■一棟アパートや一棟マンションの売却査定額には一喜一憂してはいけない
あなたさまがオーナーの一棟アパートや一棟マンションの売却査定額が凄く高ければなんだかちゃんと価値を評価してくれたり、それだけの売却額のままで明日にでも売却出来るような印象を受けてしまう事も初めての売却時は勘違いしてしまうケースもあります。
反対にあなたさまご自身が希望していた売却査定額よりも明らかに低い安かった場合は、この不動産屋や不動産コンサルタントの目利きは節穴か!
とご立腹されるケースもあるでしょう。
しかし一棟アパートや一棟マンションの売却査定額はあくまでも【査定であり見積もり】です。
ここで一喜一憂し安易に高いだけの不動産屋や不動産コンサルタントに依頼をすると痛い目にあいますので要注意です。
カラクリを先にお伝えいたしますと…
一棟アパートや一棟マンションの売却査定額が高ければ
【こんな高く売却出来るんだ!】【この不動産屋や不動産コンサルタントは価値が分かってる!】
とカラクリを知らない普通の方は錯覚します。
一棟売却の流れとしてその後【媒介契約】というものを不動産屋や不動産コンサルタントと結んでいくのですが【媒介契約】も”縛りが緩い～縛りがキツイ”3パターンがあり(今回のブログでは詳細割愛)高額の売却査定額を餌にして縛りがキツイ媒介契約を結ばせる手口があります。
そうして最初の売却査定額通りに売れれば【凄腕の不動産コンサルタント】と認め、これから長いお付き合いをするのが良いと思いますが、相場を逸脱した売却査定額はやはり【餌】です。
大体の予想されるパターンは最初の1ヶ月程度は高値のまま。
その後、相場を下回る額まで下げられ泣く泣く売却…。
というケースが未だに多々見受けられます。
■売却査定額の高い理由、低い理由を納得いくまで尋ねよう
一棟アパートや一棟マンションのオーナーであるあなたさまが一棟売却のプロであればここで悩む必要も困る必要もなく自らが先頭に立ち粛々と売却を進められると思います。
しかし殆どの方がそうではありません。
中には不動産投資での売却ではなく、相続で譲渡されたからの一棟売却のケースなどは特にその売却額について外野の意見もあり追い詰められてしまったりし正しい判断が出来なくなります。
そこで判断基準、判断材料として不動産屋や不動産コンサルタントにどうしてその売却査定額なのか、売却査定額の高い理由、低い理由を納得いくまで尋ねてみるといいと思います。
・納得出来る理由があった
思わず「なるほど…」そんなところもしっかり見ているんだ…。
と驚きの分析力や着眼点から導き出された売却査定額の高い安い理由があり納得出来るのならば託してもいいかと思います。
・信頼の出来る人間だった
売却査定額が高くも安くもなく相場通りだったとしたら可もなく不可もなくとスルーしてしまうかもしれません。
しかしオーナー目線であったり本当に売り主であるあなたさまの事を第一に考えてくれているんだな。と感じる不動産屋や不動産コンサルタントであるならば後悔も疑念も感じずストレスなく売却が出来ると思います。
・いいことだけ勢いだけ
まぁ…お気付きの通りダメなパターンですね(苦笑)
しかし対面だったりすると勢いや口車に負けてしまうことも多いので予めチェックポイントや注意点をメモなどにして売却査定額の説明を受けるのがよろしいかと思います。
このような不動産屋や不動産コンサルタントは話に矛盾が起こったり二転三転したりしますので、そのような部分もチェックしてみてください。
■まとめ
一棟アパートや一棟マンションを考えているあなたさまは売却査定額が高い安いだけで仲介依頼をする不動産屋や不動産コンサルタントを決めるのは危険だということがこれでおわかりいただけたと思います。
額面だけでなくそれを裏打ち出来る【納得出来る理由】が必要でありこれはその不動産屋や不動産コンサルタントの目利き力、知識、場数などが関係してまいります。
そしてそれ以上大事と言っても良いのが信頼が出来るか出来ないか。
びっくりするくらいの金銭が動くのが一棟売却です。
その仲介を任せるのですから【信頼が出来ないとダメ】です。
あなたさまに必要なのはほんの少しの基礎的な知識と絶対的な人を見る目です。
これさえ持ち合わせていれば必ず後悔のない一棟売却が出来ると思います。
もしもっと具体的に知りたいアドバイスが欲しいと思われた場合は当サイトのお問い合わせよりお気軽にその旨、お伝えくださいませ。
親身なってあなたさまのお悩みに寄り添ってまいりますので必ず良い解決策を一緒に見出してまいりましょう。
