一棟マンションや一棟アパートを安く購入するネガティブ交渉術

2019/07/08
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一棟マンションや一棟アパートを出来るだけ安く購入する上で悪い言い方をすれば粗探し(ネガティブ要素)を提示して交渉を有利に進めるという戦略がございます。しかしやりすぎるとじゃあ購入しなきゃいいじゃん。という只のクレーマーになってしまいます。バランス感覚が非常に重要になる一棟マンションや一棟アパートを安く購入する為のネガティブ交渉術のポイントをお伝えしてまいります。

■一棟マンションや一棟アパートを安く購入するには物と心の2つの両面が重要

【物】と【心】。
これは物理的なネガティブ要素と心理的なネガティブ要素を集めて、それらを交渉材料とするものの意味です。

一棟マンションや一棟アパートの購入が初めてだったり初心者さんだったりすると主に物理面ばかりに目が行ってしまいがちです。

例えば、設備が古い、汚い、劣化が酷い等です。
これだけではリノベーションや修繕した時の実質費用感が基準となり値引き交渉が進みます。

しかし心理面でのネガティブ要素には定価がありません。

例えば、近隣住民や周辺環境が原因で起こりそうなトラブルや繁華街や国道に面してて騒音がとかハザードマップで黄色になっていたとか不安要素をリサーチすることで定価のない値引き交渉が出来るので上手く行けば信じられないくらいの値引きが可能です。

物理面での交渉は購入後に実際に修繕しないといけないかもしれませんのでチャラ程度になってしまう可能性があります。

ですので実質の値引き交渉は心理面でどれだけ優位に立てるかが鍵となってまいります。

■部位別の交渉材料一例です

一棟マンションや一棟アパートの購入時の値引き交渉時に使える部位別の物理面と心理面の交渉材料を集めてみましたので是非ご参考にしてみてください。

・一棟マンションや一棟アパート自体

【物理面】
劣化具合・不足設備・維持費など実際に掛かるコストを書き出す。

【心理面】
将来の入居者減少・住民トラブル・法的リスクなどを調べ書き出す。

・土地自体

【物理面】
外周の高低差や道路付け、周辺道路の凸凹、整備具合、障害物など目で見て分かるもの。

【心理面】
災害リスクハザードマップ、境界線トラブル、過去墓地だったとか

・管理運用面

【物理面】
雑草などが刈られてない・自転車置き場が整理されてない・駐車場の枠が消えてる等

【心理面】
それにより害虫が発生・それにより盗難が発生・それにより事故が発生等

■まとめ

只マウントを取りたいが為、優越感に浸りたいだけではクレーマーです。
丁寧に失礼のないように且つ端的に指摘をしお願いすることが大切です。

あなたさまも逆の立場になってみて上から目線でオラオラされていい気しますでしょうか。
クールで機械的でロボットのように内容と額面だけ見せられていい気しますでしょうか。

特に売り主さんが個人様の場合は
【高く買ってくれるなら嫌なヤツでもいい】
【安く売るならいい人じゃないと嫌だ】
という心理状態が強く働く傾向が強いです。

そして必ず落とし所も用意してください。
交渉成立時はお互い笑顔で終われるような交渉を心掛けるような気持ちで望むと自然と上手くいくものです。

購入交渉時のシュミレーションをしてみたいというあなたさま。
お気軽にお問い合わせフォームよりご用命くださいませ。
良いポイント、悪いポイントをアドバイスさせて戴きプロの不動産購入ネゴシエーターとして活躍出来てもおかしくないレベルまであなたさまを引き上げてまいります。

一緒に頑張っていきましょうね。

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