保有されている一棟マンションや一棟アパートを売却査定に出す場合、出来るだけ高く査定をしてもらいその査定額に近い金額でサクッと売却を行いたいものです。あなたさまの保有されている一棟マンションや一棟アパートには宅配BOXはございますでしょうか。もし宅配BOXがない場合は売却交渉の際、必ず値下げ交渉の理由とされますので売却査定額は安くなるのは覚悟いたしましょう。
■宅配BOXがあるなら多少家賃が高くても良いという入居者がいます
次の引越し先を選ぶ時の基準として多いのが
・24時間のゴミ出し可能なゴミ置き場
・遮音性の高い窓や壁
・宅配BOX
となっております。
特に宅配BOX関連は国の施策としても活発化されており戸建ての場合は補助金等によりかなり設置しやすくなっていますし、国土交通省からは一棟マンションや一棟アパートの宅配BOXの設置部分に関して法的に甘くなりましたので、これから古い一棟マンションや一棟アパートでも宅配BOXの設置が勢いを増してくると思います。
感覚的には顔の見えるモニター付きのインターホンが爆発的に普及し、今では一般的になっていると思います。
それくらいの感覚で今後は宅配BOXが一棟マンションや一棟アパートで当たり前の設備となっていくと思われます。
■当たり前になったら安くなるだけ、今なら高く売却査定される可能性もあり
今後宅配BOXが当たり前の世の中になった時に売却査定に保有している一棟マンションや一棟アパートを出した場合、宅配BOXがないという理由でかなりの値引き交渉にさらされると思われます。
何故なら
【当たり前のものが当たり前にない】
不便さを入居者は極端に嫌います。
一昔前のまだ宅配BOXが物珍しかった時代ではあれば少し査定額がアップするか現状維持で、無くても正直話題に上がることすら少なかったです。
しかし今ではほぼ必ず聞かれ調べられます。
もし、あなたさまの保有されている一棟マンションや一棟アパートに宅配BOXがないのであれば必ず値引き材料にされていまいます。
設置した時としない時でチャラくらいの金額差や少しマイナス程度ならば今からでも設置工事を行った方が同じような条件の一棟マンションや一棟アパートが市場に出回ってきた場合、早く高く売却出来る可能性はぐんと上がります。
■まとめ
高く売却したいのは山々ですが、安く買い叩かれないことが重要です。
安く買い叩かれさえしなければ、その殆どで不動産投資は成功しているハズです。
(相場が大暴落でもしてない限り相場通りで売却出来てもマイナスという場合は初期の購入時の目利き失敗や家賃収入の部分の失敗だと考えられます。)
買い主側に値引き交渉の材料となるような突っ込まれるウィークポイントを予めカバーすることで、交渉時にこちらが反対に有利に立てます。
精神面で優位に立てれば相場より高く売却することも可能です。
「今の御時世で宅配BOXもないじゃない」
「●●も汚いじゃない」
「●●だって不便じゃない」
このように値引き材料を羅列され追い込まれるとどうしても値引きせざるを得ません。
そうならぬように宅配BOXは早めに設置しておくことが一棟マンションや一棟アパートの売却査定額を下げないポイントとなるでしょう。
