一棟マンションや一棟アパートの高額での売却タイミングはほんの一瞬です。そのタイミングを逃すと次はいつ訪れるか予測が困難になり予測できたとしても実際に高額で売却出来るかはその時にしか本当のところは分かりません。なので売却出来る時にしてしまうというのがセオリーとして何回もお伝えしている真意でございます。
■今後、一棟マンションや一棟アパートの売却価格に影響がありそうなイベント
需要があれば当然の事ながら一棟マンションや一棟アパートの価値は高まります。
価値が高まれば高額での売却が期待できます。
またイベントなどでも一棟マンションや一棟アパートの売却価格に影響が出ます。
今回の東京オリンピックによる湾岸エリアの整備や再開発が良い例です。
では今後、一棟マンションや一棟アパートの売却価格に影響がありそうなイベントをご紹介してまいります。
・2019年10月の消費税の8%から10%へのアップ
一番最近ですと5%から8%へ消費税の増税があった際、家電や車、不動産など駆け込み需要が相次ぎ瞬間的に好景気になりました。
その後は記憶に新しいように景気は低迷したので今回の10%へのアップは色々な対策を練り、還元策も沢山出ています。
建物の価格、仲介手数料などの諸経費も8%から10%に上がるので、8%のうちに購入希望者が増え一棟マンションや一棟アパートの需要も一時的に増えると思われます。
この時がまず近未来一発目の売却時期ではないでしょうか。
・2020年夏の東京オリンピック
こちらは東京都内近郊にしか波及効果はないのかもしれませんが、それでも東京都内の一棟マンションや一棟アパートの売却価格は東京オリンピックが決定後著しく上昇したのは確かです。
外国人投資家もこのタイミングを狙えと多く東京都内の不動産投資に参加していますが2020年になった途端、蜘蛛の子を散らすように売却ラッシュが始まると思われます。
オリンピック特需は正直これ以上、期待出来ませんので東京都内近郊ではこれが最後の売却タイミングかと考えられます。
■一棟マンションや一棟アパート売却の東京オリンピック終了後の不安で危険な予測
東京オリンピック終了後は東京都内、近郊の需要が一旦落ち着くので売却価格の上昇も一部エリアを除いて見込めません。
・2020年東京オリンピック選手村の激安価格での売却セール
これは当初から決まっていたことですので織り込み済みの方はしっかりと既に売却を行い利確をされているかと思いますので問題はないかと思いますが、先日私が建設中の選手村マンションの様子を写真に収めてまいりました。
物凄い戸数が激安価格で一気に売却に出されますので他の一棟マンションや一棟アパートからの引っ越しや住替えなども多くなることが予想されますので【供給過多】により全体的に他の一棟マンションや一棟アパートは空室が目立ち売却価格も下がるでしょう。
・2022年生産緑地問題による土地余り売却セール
生産緑地に指定されている土地が東京都全体でも約975万坪程度ございます。
難しい話になりますので端折って分かりやすくお伝えいたしますと…
生産緑地に指定されている⇒固定資産税が免除
全国の約8割が2022年に指定切れ⇒固定資産税発生の為、農地を売却する人が続出
市場にこれだけの量の土地が出回れば土地の価値は当然下落しますし新築で一棟マンションや一棟アパートが立てばそれこそ既存の不動産価値は更に価値が低くなることが予想されます。
■まとめ
それと同時に空き家問題や高齢化問題、人口減少などのマイナス要素はより増えてまいります。
2025年に大阪万博が行われますので東京オリンピック同様、大阪周辺では一棟マンションや一棟アパートの価値が高まり売却査定額も少しばかり上昇しているようです。
東京都内近郊ではもう少しすると厳しい一棟マンションや一棟アパートの売却市場になると予測されております。
一棟マンションや一棟アパートの売却タイミングを今か今かと見定めていらっしゃるあなたさま。
もう時間的な余裕は限られていますので売却準備だけは万全の状態にしておきましょう!