一棟マンションやアパート売却で値下げ交渉はどこまで応じる?

2020/02/19
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一棟マンションやアパートを売却する際、十中八九の割合で値引きや値下げ交渉が入ると思います。勿論それを見越して売却価格の値付けをしていますので多少は応じる余裕がございます。ではどこまでなら値下げや値引き交渉に応じるべきかの判断のポイントをお伝えしてまいります。

■売却時の値下げ交渉に備えておくべきことは?

何も知らずに…。
ということは情報社会ですので今の御時世、ほぼほぼ無いと思います。

ですので既に備えをしていらっしゃると思いますが、念の為おさらいということでお伝えしてまいります。

・値下げ交渉分の金額を売り出し価格へ載せておく

購入側の方も値下げ交渉分が乗っかっているのを熟知していますし、その体で交渉に入って来ますので100万~200万は当たり前のように乗せておきましょう。

ただ8900万円と9100万円ではポータルサイトの検索条件からまた一段階厳しくなるので、このように跨いでしまう場合は最善の注意が必要です。

・周辺相場と比べたり周辺で同等の物件が売却に出されていないかリサーチ

まずは売却相場を調べる事が最初です。
強気の売却価格設定はよっぽどの優良物件でない限りアポも入らず売却交渉も長引き最終的には売れ残りになる可能性もあります。

まずは相場通りで値付けをすることで無理な値下げ交渉にも相場を知っていれば毅然と対応することが可能です。

・不動産屋の売却査定額はあくまでも目安

あくまでも。
というのは現時点での相場や過去の感覚や事例を照らすとその値付け。
売却予想金額、というだけで実際に購入者がその金額では無理ですということを全員が全員おっしゃたら値下げをせざるを得ません。

ですので、相場や不動産屋さんの意見も重要ですが最終的には安くても売却してしまうのか、ここの売却金額のボーダーラインだけは守って売却できないままでも割り切るかの判断は必要です。

■実際に一棟マンションやアパートの売却時に値下げ交渉になったら

準備は万端、だけど値下げ交渉でもし言いくるめられちゃったらどうしよう…。
など色々な不安がうずまきます。

そのような場合は下記をご参考にしてみてください。

・購入希望額を単刀直入に聞く

こちらは5000万円で売却したい。
でも購入希望者は4400万円で購入したい。
50万づつあれこれ理由を付けられて長い時間かけて破断になるなら、最初から購入希望額を聞くことで交渉の余地があるかどうかを素早く判断出来、時間の無駄を防げます。

・他の購入希望者の存在をチラつかせる

正直駆け引きです。
購入希望者ももしかしたら他の物件とあなたさまの一棟マンションやアパートで迷っていると言ってくるかもしれません。

そうしたらこちらも値下げ前の金額で購入希望者がいますので…。
と反応を探ってみましょう。

・他の条件と引き換えにする

例えば本当に購入者がこの金額は限界だなと感じた場合は瑕疵担保責任の期間を大幅に短縮したり売買契約時の手付金を増額し逃げられないようにする代わりに値下げ交渉に応じてあげる。

という手もありっちゃありです。
特に築年数が古いと瑕疵担保責任の期間中にトラブルが起こらないとは言い切れないので、こちらの期間が大幅短縮されるのはラッキーです。

・決めた最低ラインまで少しづつ交渉に応じる
あなたさまが決めた最低ラインを徹底的に守りましょう。
流されてしまうと結局買い叩かれになりマイナスフィニッシュも有りえます。

300万円くらいの値下げ交渉の余裕を持たせ150万くらい値下げで売却出来れば大成功ではないでしょうか。

■まとめ

その他にも不動産屋さんに仲介手数料を少し泣いてもらうという交渉の仕方があります。
これは不動産屋さん次第ですが、信頼関係が出来ていたりなかなか売却し難い状況や物件の場合は案外乗ってくれると思います。

一棟マンションやアパートの購入はいつでも購入出来るので、じっくりとシビアな目を持って望むことが吉です。

反対に売却は売れずに保有しているだけでも維持費や管理費が掛かりつつ経年劣化もしていきますので売却出来る時にしてしまうことが鉄則です。

上記の値下げ交渉ノウハウを参考にし是非、高値掴みをしていただきましょう!
「自分だけではイマイチ不安だ…」
というあなたさまはお気軽にお問い合わせフォームよりお気軽にご相談してくださいませ。

あなたさまに寄り添いながら親身になって売却成功させてまいります。
一緒に頑張っていきましょうね。

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