いつ売却すれば良いのか…一棟マンションや一棟アパートを保有していらっしゃるあなたさまにとって永遠のテーマが一棟マンションや一棟アパートをどのタイミングで売却するのが一番高額売却出来るかということです。今回は色々な観点から同じ物件でも高額売却出来そうなタイミングを探っていきたいと思います。
■一棟マンションや一棟アパートの高額売却5つのポイント
日本全国的な要因とあなたさまの保有している一棟マンションや一棟アパートのエリアと、タイプなど色々な要因が複雑に絡み合い高額売却のタイミングが変わります。
ドンピシャで当てはまることはなかなか難しいですが良く言われているものを下記に5つほど挙げてみました。
・景気で売却タイミングを判断
安定して好景気が続いている時は地価が上がり、同時に一棟マンションや一棟アパートのベース価格も上がります。
ニュースで景気動向指数の発表をチェックしてください。
悪化などの下方修正が出た場合はエリアによっては高額売却が難しくなります。
ですので、上方・上向き・回復など明るい材料の最中に売却をしてしまうことが重要です。
・融資の緩さや金利で売却タイミングを判断
国が現在進行系で大規模な金融緩和をしており銀行は私達にバンバン融資をして少しでも多くの金利を稼ごうとしています。
それで私達がお金を借りて色々購入したりすることで経済がぐるぐる回って収入を上げ景気を良くしていこうという流れになっています。
これが一転、金利があがると回収が出来るかどうか判断をされますし、金利が高ければ返済額も多くなるのでそもそも一棟マンションや一棟アパートを購入しない、要は売却しにくくなるので金利が安い時期が売却のタイミングと言えるでしょう。
・5年超で売却タイミングを判断
一棟マンションや一棟アパートの不動産投資に限らず、不動産投資をされていらっしゃるあなたさまにとっては当たり前になっている不動産の所有期間による税制の優遇。
所有する年月により譲渡所得税(所得税・住民税)が変動いたします。
5年以下の所有期間⇒39.63%(内訳:所得税30.63%・住民税9%)
5年超の所有期間⇒20.315%(内訳:所得税15.315%・住民税5%)
倍も税率が違うってヤバくないですか…。
相続やどうしても今直ぐ現金化したい以外では5年超になった瞬間から売却タイミングと言えるでしょう。
・季節要因で売却タイミングを判断
区分マンションなどですと春先の移動や進級、進学、転勤などが多いので売買が盛んになります。
一方、一棟マンションや一棟アパートの場合は春先だからとか引っ越しシーズンだからというよりは夏と冬のボーナスなどで頭金を作ったりするサラリーマン大家さんなどが多いので、まとまった収入が入る時期に一棟マンションや一棟アパートを購入しようと触手が動きやすくなります。
・一棟マンションや一棟アパートそのものの価値で売却タイミングを判断
新築の時が一番高額なのは当たり前ですが、お手頃価格という時期が一棟マンションや一棟アパートにはございます。
それは、あまり物件の価値が下がらない・家賃もそんな下がらない・大規模修繕などの大きな出費がない。
間になります。
ということを踏まえますと買い手が欲しがるのは…
価値の下落率が安定する【築15年程度】
と
買い手のコストが確実に抑えられる【大規模改修後】となります。
■まとめ
まず、あなたさまの保有されている一棟マンションや一棟アパートが
5年超の保有期間を超えそうならそろそろ売却タイミングです。
その際に金利が安いままでしたら売却に踏み切った方がよろしいかなと思います。
この2つのタイミングがハマっていましたら残りの3つも見てみましょう。
金利が安い=景気が良い。(景気を良くしたい、維持したい)
ので、あとは大規模修繕するかしないかの判断だけだと思います。
家賃収入をまだまだ得たい!
というのはあるかと思いますが、売却したい時に簡単に出来るもんではありません。
売却されたほうが家賃収入の数年分という大きな現金化が出来ますし、条件の良い新しい一棟マンションや一棟アパートを購入し直した方がより利益率もあがります。
そうやって売却をして利益を出す事を繰り返してキャッシュ比率を多くして購入出来れば融資が厳しい時期でも大きな融資がおりますし、掘り出し物物件を紹介されたりします。
そのようになるまでご一緒に頑張っていきましょうね。