消費税増税は一棟マンション売却市場にプラスかマイナスか

2019/05/10
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このまま順調に行きますと令和元年の10月に消費税が8%から10%へ増税される運びとなっています。一棟マンションや一棟アパートの売却を考えているあなたさまは、せっかくなら少しでも見た目の売却価格を安く出来る増税前に売却をした方が良いんじゃないかとお考えがあるかもしれません。実際のところ消費税増税は一棟マンション売却市場にプラスかマイナスなのでしょうか。

■消費税増税前に駆け込み需要は必ず訪れるハズ。

あなたさまの希望する売却価格、もしくは高値での売却が成功するかは別としまして

【一棟マンションや一棟アパートを消費税増税前に購入してしまおう】

という一定層は必ずいらっしゃいます。
3%から5%の時も5%から8%の時も駆け込み需要の好景気と、増税の直後からしばらくは消費が落ち込むという予想は誰でも立てますし実際にその通りに少なからずなるでしょう。

その見方をすれば8%のままではなかなか売却出来なかったあなたさまの一棟マンションや一棟アパートが突然売却出来ちゃう可能性がアップするので

【消費税増税は一棟マンション売却市場に増税前ギリギリならプラス】

と言えるのではないでしょうか。
ということは増税後は増税前に駆け込み需要があった分と増税分で少しばかり市場が鈍るのは仕方がないと予想されます。

ですので、あなたさまがどうしてもさっさと一棟マンションや一棟アパートを売却してしまいたいのであればもう売却の準備をしていないと非常にマズい状況です。

■買い叩かれる可能性もあるし高値での売却も可能

「消費税増税後は市場が鈍るから早く売却したいのがバレバレで買い叩かれる」
可能性と

「消費税増税前に買わないと2%損するので早く購入したいのがバレバレで掴まされる」
事は表裏一体です。

ここからは仲介してくれている不動産屋さんや不動産コンサルタントの手腕や交渉術、ネットワークによりどっちに転ぶのかが決まります。

一番大事なのはそれでも売却したいのか、それとも無理はしなくていいのか。
無理しなくていいのなら強気の交渉が可能で決裂もあるかもしれませんが、増税前に購入したくて仕方がない方ならば多少なり高値での売却が可能です。

反対にどうしても売却したい場合はある程度買い主の値下げ交渉にも付き合わないといけないので最低ラインは必ず決めて仲介業者に指示を出すようにしてください。

ここで気をつけたいのが普段は賃貸や居住用の一戸建て、マンションなどを扱っている不動産屋さんや不動産コンサルタントでは頼りがない可能性があります。

一世一代の勝負のタイミングですので、このような時は必ず一棟売却専門の不動産屋さんや不動産コンサルタントに仲介や交渉役を依頼しませんと後悔することになります。

■まとめ

消費税の増税は一見するとあなたさまのような一棟マンションや一棟アパートを売却したい側にしてみれば買い主が支払う額が大きくなるだけなので歓迎しないのが普通です。

しかしそれは消費税の増税後すぐの事であって増税前の駆け込み需要はまた別です。
「欲しい欲しい買いたい買いたい」
となるとその本来の価値を見誤りやすくなります。

購入側の仲介をしている不動産屋さんや不動産コンサルタントもゼロ成果より少しでも成果があったら良いと考えがちなので自分のビジネスを優先させる可能性もあります。

5%から8%へ消費税が増税された時、あなたさまも余計な電化製品とか購入しませんでしたか?
それと同じ現象やチャンスが必ず一棟マンションや一棟アパートの売却市場にもありますので準備は明日からでも行い、この千載一遇の好機を逃さないようにいたしましょう。

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