コロナ禍での一棟マンションや一棟アパートの売却タイミング

2020/07/05
share

一時期は新規感染者数が一桁台まで落ち着いた東京都内の新型コロナですが、ここにきて100人超え連発で感染拡大の様相を呈しております。見通し難しい将来。コロナ禍での一棟マンションや一棟アパートの売却タイミングはいつ頃が最適なのでしょうか。

■今、売却しない理由がない

先に答えを申し上げますがコロナ禍での一棟マンションや一棟アパートの売却タイミングは【今すぐ】です。

理由はいくつかございますので順を追ってご説明してまいります。

1.融資状況がかなり厳しい

景気悪化が確定ですので銀行などの金融機関も貸し渋りが始まっています。
確かに商売が上手くいくような状況でないのに融資が緩くなる訳ないですよね。

買い手が融資を受けられなければ必然的にどんどん売却し難くなっています。
なので【今すぐ】行動に移す必要があります。

2.冬のボーナスカットなど

業績悪化の為に冬のボーナスカットなどが予想されます。
既に在宅ワークを理由に給与の30%をカットされている企業もあるそうです。

そうなるとローン残債を負担や不安に感じ一棟マンションや一棟アパートを手放して手元に現金を作ろうとする”玉余り”が起こり供給過多からの売却価格の暴落が想定されます。

3.法人や不動産業者の倒産

一棟マンションや一棟アパートは法人や不動産業者がオーナーになっているケースも少なくありません。

倒産や業績悪化の為に手放す、精算するケースが増えますのでこちらも2.と一緒の”玉余り”が起こり供給過多からの売却価格の暴落が想定されます。

※上記を考えますと今のうちに売却しませんと、したくても出来ない。
出来るけど大幅なマイナス出口。
になってしまうと予想します。

■成約率や売却価格がヤバい事になっています。

レインズ。
という名称は一棟マンションや一棟アパートの売却をお考えのあなた様には聞き慣れた名称だと思いますが、その東日本レインズによりますと…

新型コロナ禍真っ最中の4月の

▼中古マンション成約件数は812件

この数値は前年同月比55.3%減。統計開始以来最悪の大幅減とのこと。

▼成約価格

東京都区部が5406万円から4801万円へ605万円の下落(同11.2%減)

リーマンショックや東日本大震災の時も当然ながら一瞬は同程度落ち込みましたが回復は早かったです。

しかし今回の新型コロナの場合は終息が見えないのが不動産市場を不安にさせている一番大きな理由で30~40%程度の売却成立価格の落ち込みも予想されています。

去年末に1億円、今なら10%減の9000万円、このまま放置しておくと7000万円…。
上る見込みや要因は今の所ありません。

それに不動産価格が上昇してくるのも株価などからは遅れてまいりますので売却益をガンガン出す。
という時代は数年は来ないのではないでしょうか。

■まとめ

売却成立価格が上がる可能性が確実に見込める場合は、そのタイミングまで様子を見る事は非常にいいことだと思います。

例えば【人口が増える要素】【環境が良くなる要素】【便利になる要素】【人が集まる要素】が確実に分かっているのならば保有してその時を待っててもいいと思います。

ただ、今は下落要素しか想定出来ません。
この先も生産緑地問題・団塊の世代定年など大きな価格下落要素が待っています。

でしたら今はさっさと売却し今度は購入タイミングを伺うのが吉ではないでしょうか。

一棟マンションや一棟アパートの売却がいまいち上手くいかないあなたさまはお気軽にお問い合わせフォームにお悩みお聞かせくださいませ。

最新の不動産相場状況や今後の展開など弊社が知っている情報を全てお伝えし、どうにか上手く売却出来るようにしてまいります。

一緒に頑張ってまいりましょうね。

share
Related posts 関連記事
recent posts新着記事
pick upピックアップ