一棟マンションや一棟アパートの売却時に成約価格目標を立てる

2019/12/09
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一棟マンションや一棟アパートを売却する際にはまず不動産屋さんに売却査定額を算出してもらい、そこから売出し価格を決め市場へと公開しスタートします。しかし実際の売却成約価格は売り出し価格から大きく離れてしまう場合が多々あります。少しでも高額売却、高額での成約が叶うよう成約価格の目標をしっかりと立てましょう。

■売り出し価格と売却成約価格の差を埋めるには

一般的な売り出し価格の決め方は不動産屋さんに出してもらった売却査定に値下げ交渉が来てもいいように少し交渉余地分を上乗せして決定されます。

単純な話なんですが売却成約価格で損をしたりしない、売り出し価格と差を広げない為には値下げ交渉のボーダーラインを決めそこから更に値下げを希望されたら交渉決裂すれば良いだけです。

初心者にありがちなのはどうしても【早く売却したい】【ここで飲まないといつ売却出来るか分からない】というようになってしまうからです。

これでは買い主主導の交渉となりジリ貧で失敗や後悔を招くだけです。
ですので例として

・売り出し価格をもう少し高く設定←1億円
・値下げ交渉ボーダーラインを設定←9880万円
・売却成約価格を少し高く設定←9750万円

などはいかがでしょうか。

■理想の売却成約価格を成す為には落ち度をゼロにしよう

あなたさまがお持ちの一棟マンションや一棟アパートに落ち度があればあるほど売り出し価格と売却成約価格の差は広がる一方です。

値下げ交渉の殆どはていのいい理由をつけてジワジワ体力(売却価格)を削っていくような作戦となります。

「あれも」「それも」「これも」
「そう考えると」「もしかしたら」
これで20万円×5の約100万円は値引き交渉に引っ張られてしまいます。

勿論、嫌なら交渉を打ち切ってしまえばそれで回避出来るので良いですが落ち度ばかりの一棟マンションや一棟アパートが強気の売却価格設定をしていても成約するハズがありません。

突っぱねることは重要ですが、話にならないような落ち度の連続は売却成約すらしないのでしっかりとケアいたしましょう。

■まとめ

「欲しい!!」
と言わしめる一棟マンションや一棟アパートであれば自ずと売り出し価格と売却成約価格の差は少ないハズです。

売却側であるこちらが何の根拠もなく高く買え買えいくら言っても大きなお金を支払う購入側はお金を出しません。

あくまでも「欲しい」と思わせるような仕掛けやプロデュースが必要です。
また売り出し価格の見直し、売却査定をもう一度行い現実的な路線を目指すことも重要です。

逆に低すぎる売却査定をされている可能性もありますので、そうなると非常にもったいないことになります。

どちらにせよ色々な想いが渦巻いてしまいあたふたしてしまうと冷静な判断がしにくくなり疑心暗鬼の連続です。

お一人でご不安な場合はお気軽にお問い合わせフォームよりご相談くださいませ。
一緒に頑張ってなんとか売却成約をしていきましょうね。

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