一棟マンションの売却タイミングは純資産の増加が前提

2019/05/18
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不動産投資で特に難しいのが最初と最後ですよね。あなたさまも保有されている一棟マンションの売却タイミングでお悩みになっていないでしょうか。でも考え方は物凄くシンプルでいいんです。売却した時に残高、純資産が購入時に比べ増加するかしないか。増加する予測が立っているのであればそれは一棟マンションの売却タイミングです。

■一棟マンションを保有し続けていれば儲かりますというのは嘘!?

30年スパンくらいで大規模メンテナンスに費用を掛けても割高な家賃でひっきりなしに満室になる魔法のようなドル箱一棟マンションを保有しているのであれば保有し続けても儲かります。

しかし一棟マンション×2~3保有していたとしてもその購入資金を融資で賄っているのならばいつ返済が出来てプラスになるのでしょうか。

購入した一棟マンションの査定額が落ちないうちに売却して一気に返済をし5年間なら5年間で得た家賃収入は純資産の増加になった。
というように次から次へと差益で純資産を増やしていかなければなりません。

1年間で家賃収入が1200万円あったとしても、1回で6000万円で売却出来ればもう5年分を1日で回収出来る訳ですから100年後も保有し続けて大丈夫そうなのは銀座のテナントのような商業ビルだけではないでしょうか。

なんの為にあなたさまは不動産投資を始めたかといいますと預金残高を増やしたり純資産を増やしたりしたい為に始めたのだと思います。

5年、10年、15年と満室経営だからと保有しているのは構いませんが、その間にどんどん築年数も加算されますので最後の最後で売却出来ない…。
という事も想定することが非常に大切です。

■保有から5年を過ぎ税金の優遇措置が得られたら直ぐに売却査定

不動産投資は勝ち逃げをしなくてはなりません。
「もう少し稼げそう」
「もったいないな…」
「もうちょっと売却査定額も上がりそう」

確かにここ数年は上記の予想がドンピシャで波に乗れたあなたさまはホクホクだったと思います。
このブログを3年前くらいに書いていたらまた内容もニュアンスも違っていたでしょう。

今の市場や相場を見ますと勝ち逃げが宜しいかなと思います。
あなたさまが前回購入してから5年超を経過したのならば今直ぐ売却査定をしてみましょう。

そして購入時(融資額/借金)・ランニングコスト・インカムゲイン(家賃収入)・売却査定額(キャピタルゲイン予測)がプラスになっているのならば売却するタイミングです。

「あと3ヶ月間、インカムゲイン(家賃収入)得たらプラス」

など近未来でプラスになりそうならそのまま頑張ってみても良いかもしれません。
しかしそれがオリンピック後直後ならば、先に売却してしまうのが良いタイミングだと今現在は予想されます。

■まとめ

弊社にもよく一棟マンションの売却タイミングをご相談される方が大勢いらっしゃいます。
皆様に対して同じことを申し上げているのですが、一棟マンションや一棟アパートは築年数がどんどん加算され売却しにくくなりますし、売却査定額が少しづつ落ちますよとお伝えしております。

そして、今売却したとして純資産や残高が増えるのならばそれが一棟マンションや一棟アパートの売却タイミングですよ。
とご進言させて戴いております。

一度勝ち逃げが出来ましたら、次、景気が悪い中に一棟マンションや一棟アパートを購入してもまた勝ち逃げが出来ると思います。

不動産投資は勝ちパターン、勝ち癖を覚えることが重要です。
もったいぶらずに純資産や残高が増えるのならばそれが一棟マンションや一棟アパートの売却タイミングだということを覚えておきましょう!

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