一棟アパートや一棟マンションの購入を決めて収益性も資産性も理解出来た。あとはあの価格以下で購入出来れば出来るほど純資産が増える成功率も金額も大きくなる。しかしどうやって一円でも安く購入出来るかの交渉方法や交渉テクニックが分からないあなたさまの為にご紹介いたします。
■失敗しない一棟アパートや一棟マンションをより安く購入する交渉と段取り
事前準備や段取りが上手く行っていなかったり把握出来ていないと売り主側のペースにハマってしまいます。
あなたさまが一円でも安く購入しようとしているのと一緒で売り主側は一円でも高く購入して貰おうと交渉に望んでいる事を忘れないでください。
それだけに事前準備をしっかりとし段取りでこちらのペースに巻き込んでいきましょう。
1.購入希望価格を決める
いいなと思った一棟アパートや一棟マンションが見つかったら先日お話した収益性と資産性の計算をし、しっかりと売却益が出るかどうかまでの出口戦略を明確にします。
その上でこの一棟アパートや一棟マンションならばいくらまで出せる。
という購入を判断する為に御自身の中でのボーダーや相場を決める事が出来ます。
2.売主側の様子や温度感を探る
まだ売主側と相対も交渉のテーブルにもついていないんだから…。
と「俺は購入希望者だぞ~」と横柄な態度は絶対にNGです。
もう既に交渉は始まっています。
売主側の仲介業者には既に指示や作戦、マニュアルがありこうきたらこう返そう。
等の動きがあってもおかしくはありません。
そうではなく
「この物件が気になっているけど値引き交渉に柔軟に対応して戴けそうかどうか、余地はあるか」
をやんわりと探りましょう。
3.資料を取り寄せたり実際に内覧しにいく
上記で感じた温度感や戴けた情報が良さそうな感触ならば資料を取り寄せたり内覧のアポを取っていきましょう。
こうしますと売主さん側も「購入してくれるかも」と期待するはずです。
あなたさまは悪くいうと粗探し、正確に言うと値下げに応じて戴けるべくリスキー材料の提示とその明確な理由。
をまとめておきます。
隠された大きな欠陥があるかもしれませんので、不動産屋さん以外にもリフォーム業者や各種診断士などの専門家チームを組んでも良いでしょう。
4.ネガティブ情報を小出しにして底値を探る
あなたさま御自身が理想や希望とする底値に近付ける為にはネガティブ情報を集めると同時に裏付けをしなければなりません。
しかしあれもこれもそれもどれも全部一度にドヤ!と出しても値引きは一度だけです。
そうではなく顔色を伺いながら「そういえばこんなのもありました」
とネガティブ情報を小出しにする度に値下げとなれば次のネガティブ情報でも次のネガティブ情報でも値引きをせざるを得ません。
やりすぎるとじゃあいいです。
と交渉を打ち切られる場合もあるので調子に乗りすぎないで御自身を戒める事も重要な交渉テクニックです。
よく要らない皮肉や一言を言ってマウントを取ろうとする交渉初心者の方がいらっしゃいますが、蹴られて終わりです。
絶対にヤメましょう。
■まとめ
いきなり小手先だけのテクニックや交渉術を覚えても100%上手くいきません。
まずは段取りから完璧にする事が一棟アパートや一棟マンションをより安く購入する交渉術の全てのスタートラインです。
この先、順を追って交渉術やテクニックの記事もアップしてまいりますので、よろしければブックマークなどをお願いいたします。
シリーズの最後まで読んで戴くことでちょうど2020年オリンピック後の買い時と呼ばれるあたりではあなたさまも立派な不動産ネゴシエイターになっていると思います。