一棟マンションや一棟アパートの購入時に考えるべきリスクとは

2019/12/04
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一棟マンションや一棟アパートを購入し不動産投資をすれば誰でも生活の足しになる、将来の蓄えの為に、年金代わりになどと景気の良い言葉だけが飛び交っていますが本当の所はどうなのでしょうか。購入時に考えなくてはならないリスクをお伝えしてまいりますので是非ご参考にしてくださいませ。

■一棟マンションや一棟アパートの購入時に考えるべき主なリスク

人それぞれ探せば数え切れないほどの懸念やリスクがございます。
ここでは一般的なものを挙げてまいりますのでご確認くださいませ。

・ローン返済

家賃収入があるから余裕。
と思いがちですがそれは何部屋埋まっている状態で返済計画が成立するでしょうか。

空室が続くと給与から弁済したり貯蓄からの持ち出しが必要になりますので、リスクとして対応策を考えてのぞみましょう。

・減価償却、節税対策はずっとは続かない

「節税対策の為に」などという触れ込みも良く見掛けますが鉄筋コンクリート造の場合は47年、重量鉄骨造の場合は34年、木造の場合は22年かけて、1年ごとに経費を分けて計上していくので中古物件ほどその期間が短くなることを自認し出口戦略を決めましょう。

・安い一棟マンションや一棟アパートはそれなりの理由がある

出来るだけ安い一棟マンションや一棟アパートを購入するにこしたことはないのですが、やはりそれなりの理由がある場合が多いです。

立地、環境、欠陥などしっかりと見極め本当に購入に値する物件なのかを見極める必要があります。

・家賃滞納

空室は文字通り誰も住んでいないので家賃収入は得られません、厄介なのが家賃滞納です。

トラブルは必須であり、夜逃げなどの可能性もあります。
家賃保証会社を噛ませないとこちらが大損してしまう場合もあります。

・利回りに騙されるな

重要なのは実質利回りです。
満室時を想定した想定利回りや現状の空室状況を加味した表面利回りだけでなくランニングコストを引いた実質利回りが重要です。

購入後いきなり大規模修繕があったり、設備が古く電気代が高額になったりするケースも往々にして見受けます。

・サブリースはちょっと様子を見よう

今後、生産緑地問題などで大量の空き地がリリースされるとサブリースも少なからず増えるのではと予想しますが、今まで農地扱いだったエリアの土地にいくら一棟マンションや一棟アパートを建設し経営しても大きな駅や商業施設が乱立するような状況じゃない限り土地の価値はあがりません。

ですのでサブリースは様子見をし一棟マンションや一棟アパートを購入、不動産投資を行うならば立地と環境をまずは優先して選びましょう。

■まとめ

「一棟マンションや一棟アパートを購入すれば老後が安泰」
「一棟マンションや一棟アパートを購入すれば生活が安定」
というのは簡単ですが、あくまでもそれは

良い一棟マンションや一棟アパートを相場か相場以下の価格で購入をし運用も予定の範囲内で出来た場合に限ります。

そう考えるとまだまだ不安だ…。
というあなたさまは、どこまで出来てどこからがご不安かお気軽にお問い合わせフォームよりご相談くださいませ。

リスクをしっかりとケアして一緒に頑張っていきましょうね。

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