賃貸物件として運営されているアパート一棟をそのまま売却する「オーナーチェンジ物件」の売却は、通常の不動産売却とは異なる特殊な留意点があります。投資家にとって魅力的な物件として売却するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
一棟アパートをオーナーチェンジ売却成功させる5つのポイント
一棟アパートをオーナーチェンジで売却したい。
非常に多いケースかと思います。
早く・高く・トラブルなく売却を成功させるには当然ながらいくつか努力する必要があります。
ここが高額売却やスピード売却に繋がってまいりますので、手間を惜しまず最後くらいしっかりとフィニッシュしましょう。
次に購入する為の一歩にもなりますし、今後続いていく一棟アパート売却のテストケースにもなります。
それでは重要ポイントを見てまいりましょう。
賃貸借契約の詳細な整理が最重要
オーナーチェンジ物件の価値を決定する最も重要な要素は、既存の賃貸借契約です。
各部屋の
・家賃額
・契約期間
・更新条件
・敷金
・礼金の状況
を正確に整理し、買主に提示できる状態にしておくことが必須です。
特に注意すべきは、家賃滞納の有無や問題のある入居者の存在です。
これらの情報を隠蔽すると、後々トラブルの原因となり、売主の責任を問われる可能性があります。
収益性を明確に示す資料作成
投資家が最も関心を持つのは物件の収益性です。
過去3年分の家賃収入実績、空室率の推移、修繕履歴と今後の修繕計画を含めた詳細な収支資料を準備しましょう。
表面利回りだけでなく、管理費、修繕積立金、固定資産税などの必要経費を差し引いた実質利回りを算出し、投資対象としての魅力を数字で証明することが重要です。
建物の維持管理状況を透明化
築年数が経過したアパートの場合、建物の状態が売却価格に大きく影響します。
定期的な外壁塗装、屋根の防水工事、給排水設備の更新履歴などを整理し、適切な維持管理が行われていることをアピールしましょう。
また、今後5年間で予想される大規模修繕の計画と概算費用を提示することで、買主の不安を解消し、信頼性の高い物件として評価してもらえます。
入居者への配慮と法的手続き
オーナーチェンジでは、入居者の居住権が新オーナーに引き継がれます。
売却前に入居者への適切な通知を行い、トラブルを避けることが重要です。
また、敷金の引き継ぎ、原状回復の責任範囲、管理会社との契約継承など、法的な手続きを漏れなく行う必要があります。
まとめ
オーナーチェンジ物件の売却は、通常の不動産売却以上に専門知識が必要です。
不動産会社、税理士、司法書士との連携により、適正価格での売却と円滑な引き渡しを実現しましょう。
今すぐ弊社に相談することで、あなたの大切な資産を最大限に活用した安全且つ高額・スピーディーな売却が可能になります。