一棟マンションや一棟アパートの購入は消費税増税前に

2019/05/10
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2019年の10月までによっぽどの事が無ければ消費税が8%から10%へ増税されます。8%の消費税のまま一棟マンションや一棟アパートを購入するには2019年の9月30日までに引き渡しを受けなくてはなりません。購入額だけでなく仲介手数料も同じく10%へとアップしますので2019年の9月30日までに急いで引き渡しを受けるための購入プランを立てないとなりません。

■消費税が8%から10%に増税されると一棟購入に与える影響

色々な税制上の措置や線引がございますが、ここでは投資用の不動産(一棟マンションや一棟アパート)のお話ですので消費税が必ず課税されるという前提の元に進めてまいります。

・一棟マンションや一棟アパートの購入価格

1億円×消費税8%=1億800万円
1億円×消費税10%=1億1000万円

2019年9月30日までと2019年10月1日のたった1日しか違いが無いのに200万円も多く支払わなくてはなります。

1億円の一棟アパートや一棟マンションを例に挙げましたが、もっと大きな購入を考えているというあなたさまは、購入価格が上がれば上がるほど納税する消費税額が大きくなります。

・一棟マンションや一棟アパートの仲介手数料

1億円×3%プラス6万円に消費税8%=330.48万円
1億円×3%プラス6万円に消費税10%=336.6万円

その差6万円です。
一見、売り主や仲介業者が2%分多く取っている儲けていると錯覚されがちですが、国へ決算時に当然納税しています。

■一棟マンションや一棟アパートの購入は消費税増税前にがお得ですが…

購入価格という数字だけを見れば消費税が10%に増税前に購入するのが絶対にお得です。
しかし要注意なのが購入の前準備や交渉、先見の明です。

・消費税増税前に購入を焦ると足元を見られる

消費税増税は売主側にとっても買い主さんの消費行動や購買意欲を削り判断をシビアにさせます。
しかし、買い主であるあなたさま側も消費税増税前になんとか一棟マンションや一棟アパートを購入したい欲がバレバレになってしまいますと、今度は購入価格自体を市場価値以上に設定をされてしまったり結局は損をしてしまう可能性があります。

・消費税増税後にもチャンスはある

消費税増税後にも実はチャンスがあります。
増税された2%以上に値下げ交渉の余地があったり実際に狙っていた一棟マンションや一棟アパートの価格が下るの可能性もございます。
ここらへんは売り主さん次第のところもありますので確実ではないですがひとつのケースとして頭に入れておいてください。

・消費税増税を味方につける

購入を考えているあなたさま側から見れば消費税増税はどちらかと言いますとマイナスに働くでしょう。
売り主さんが全員で便乗値上げの機運を持てば相場は上昇方面へと引っ張られます。
ですので消費税増税前にどうしても売却をしたいと願っている売り主を探す事か、消費税増税後に変化する実際の相場や心理的な要因を逆手に取って思い切った値下げを引き出す強かさが必要です。

■まとめ

東京オリンピックの問題もあるし、その前に消費税増税問題もあるのか…
そう考えますと頭がいっぱいになりますよね。

特にまだ一棟マンションや一棟アパートの購入が初めてだ、2回目だ、前回失敗してしまったなどというあなたさまは余計に迷い不安を感じていると思います。

当メディア一棟購入コンシェルジュではそのようなお悩みを抱えているあなたさまにとってどのような形、スタイル、方向性で今後進んでいけば良いかを【一棟購入専門家の目線】【ファイナンシャル・プランナーの目線】の両方から分析しカンセリングをしております。

立ち止まって時間が過ぎてしまうことが一番のマイナスです。
お気軽にお問い合わせよりお悩みお聞かせくださいませ。

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