一棟マンションや一棟アパートの売却時の交渉トーク術

2019/05/11
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一棟マンションや一棟アパートを売却する際に必ずと言って良いほど指値による値引き交渉がございます。早く売却したいからとそのまま言いなりになってしまえば相場以下の売却価格で買い叩かれてしまう可能性がありますので損をしないように最低限の交渉トーク術を身に着けたりマインドセットが重要になります。

■売却をスムーズに進める買い主を手玉に取るような交渉術

あなたさまの保有する一棟マンションや一棟アパートの売却交渉をスムーズにいかせる為には買い主に対して有利に立ち交渉を進めていく必要があります。

そのためには買い主側の心理や状況を徹底的にリサーチして先回りして交渉を売却主であるあなたさま主導で進めていきましょう。

・何故あなたさまの一棟マンションや一棟アパートに興味を示したのか

・何故今、このタイミングで一棟マンションや一棟アパートを購入したいのか

・資金状況や他の財務関連状況はどうなっているのか

買い主さん側の状況や心理が分かれば分かるほどギリギリな線を突いたり、嫌な部分を突いたり、時には譲歩したりと色々な戦略が練れます。

あなたさまが譲歩出来る部分をカードにしながら有利に売却交渉をしてまいりましょう。

■売却準備を早くする事でリミットまでの余裕が出来、強気になれる

例えばあなたさまの保有している一棟マンションや一棟アパートが東京オリンピックの僅か3ヶ月前に売却準備を始めても売却を焦っていることがバレてしまい逆に買い主さん主導の不利な売却交渉が進んでまいります。

しかしあなたさまが売却したいと願うリミット期限よりも予め前に準備をしていることで、じっくりとそして強気で交渉にあたることが出来ます。

指値による値下げ交渉が常となっている現在、値下げが出来ないと分かった瞬間に蹴ってくる買い主がいるのは当然です。
しかし中には本当にあなたさまが保有する一棟マンションや一棟アパートに魅力を感じていてどうしても購入したいと考える方もいらっしゃるんです。

「ここまでは値引き可能だけどここから下は100%値下げしません。」

「今直ぐ売却出来なくても構いません。」

という事をダイレクトに言うと角が立つのでやんわりと雰囲気で匂わせる事は大切です。
売却交渉中にわざと誰かに電話を掛けてもらい、他の問い合わせだったりのような自作自演も上手くやれば効果がございます。

■まとめ

嫌なヤツや嫌味なやつになる必要はありません。
物腰は柔らかいけど信念さえ持っていればそれで構いません。

値引きもここまでなら応じられるとのラインを提示し、あとは買い主さんが飲むか飲まないか、YESかNOかの二択で決断出来るようにセットしておくことで選択余地を極力少なく出来ますのでダラダラとした交渉もしなくて済みますし結論を出させることが可能となります。

「指値による値引き交渉が来たらどうしよう…」
答えは簡単です。

その金額で売却したいと思えば売却をしてしまい、嫌だと思ったらしなくて構いません。
買い主優先の市場であることは間違いありませんが初心者の買い主や経験不足の不動産屋さんなどは我慢しきれず、こちら主導の交渉に乗ってくれる可能性が大です。

このような売却交渉が出来るようになれば今後の不動産投資も上手くいくでしょう。

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