一棟アパートを売却する時に更地にした方が良いケースは?

一棟アパートを売却する時に更地にした方が良いケースは?

2024/03/10
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一棟アパートを売却する際には、建物をそのまま売却するか、更地にしてから売却するか悩む方も多いでしょう。結論から言うと、どちらが最適かはアパートの築年数、立地、建物の状態、市場動向などによって異なります。

更地にした方が良いケース

一棟アパートをそのまま売却するのではなく解体費用を掛けてでも更地にした方が良いケースは下記になります。
苦渋の決断となりますが、次への大きなステプだと思って時には割り切り時を進める事があなたさまにとって有益になると感じます。

1. 一棟アパートが老朽化している

築年数が30年以上経過している一棟アパートは、老朽化が進み、修繕費がかさむ可能性があります。また、設備が古いため、入居者募集に苦労することも考えられます。このような場合、建物解体費用を差し引いても、更地の方が高く売却できる可能性があります。

2. 土地の有効活用

土地が広くて、容積率に余裕がある場合は、建物を解体して、新たに一棟アパートや一棟マンションを建設したり、駐車場や商業施設などに転用したりすることもできます。土地の有効活用によって、より高い収益を得られる可能性があります。

3. 周辺環境の変化

周辺環境が悪化しており、今後入居者募集が難しいと判断される場合も、更地にして売却を検討する必要があります。例えば、周辺に大きな商業施設が建設予定の場合、閑静なエリアだったところから交通量の増加や治安の悪化による家賃相場が下落する可能性があり、空室リスクが高まります。

4. 建物が違法建築

建物の構造や用途が法令に違反している場合、売却前に是正する必要があります。しかし、是正費用が高額になる場合や、是正が不可能な場合は、更地にして売却する方が現実的です。

更地にするデメリット

更地にすることで、以下のデメリットがあります。

解体費用がかかる

当然ながら解体費用が掛かります。
一棟アパートですからそれなりの容積がありますので、かなり大きな費用も覚悟しておかないといけません。
ただ、新たな収益を生むための投資だと考えれば問題ありません。
前向きな必要経費として捉えましょう。

売却までに時間がかかる

入居者が沢山いる一棟アパートであれば購入後、即家賃収入が期待出来るので売却までのスパンは比較的早いですが更地の場合はそこから再度何かを建築してだったり他の利用方法を考えないと収益が生まれません。
好立地でその場所周辺を探していた!という購入希望者を見つける必要があります。

結論として買い手が見つかりにくい

これらのデメリットを考慮した上で、更地にするかどうかを判断する必要があります。

まとめ

一棟アパートを売却する時に更地にした方が良いかどうかは、様々な要素を総合的に判断する必要があります。上記を参考に、不動産屋と相談しながら最適な方法を選択しましょう。

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