金融緩和見直しの前に一棟アパートを売却してしまおう

金融緩和見直しの前に一棟アパートを売却してしまおう

2022/12/05
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超低金利政策により一棟アパート投資を含め不動産投資界隈はここ10年盛り上がり続け非常に多くの利益享受を齎しました。4月に日銀総裁が交代をし金融緩和見直しの可能性があるのでその前に一棟アパートを売却してしまいましょう。

金利が上がってから急いでも意味が無い

一棟アパート投資を上手く行かせる為に色々な条件が必要な事は何回もご紹介してまいりました。
もう一度おさらいをしておきましょう。

・相場もしくは相場以下で購入する
・立地条件の良い一棟アパートを購入する
・満室に近い経営状態にしておく
・値下げ交渉を受けないような設備や外観を保つ
・安い金利でローンを組む

これらを守らないと収入以上の支出となってしまい一棟アパート投資は失敗に終わります。

しかも上記に挙げた条件の中で金利だけはどうひっくり返っても決まったものをどうにかする事が出来ません。

金利が上がると返済額が増える

単純に増えた金利分の返済が増えてしまい、残っているローン金額や期間が長ければその分、負担を強いられる事になります。

一棟アパート投資の場合、数百万円~数千万円のローンを組むことが多いのでそれの数%×数か月や数年間と考えたらかなりの金額を損してしまいます。

特に審査が通らず割高の金利でローンを組んでしまったあなたさまの場合、より多くの負担が発生する事が確実ですのでさっさと売却をし利益確定に努めましょう。

売却も苦戦が強いられる

金利が上がればそもそも論として一棟アパート投資の為のローンを組むのに躊躇する投資家が出てきます。

そうなりますと単純に買い手が少なくなるので売却側としては一棟アパートの売却価格を下げないと売れないようになります。

返済額は金利で増えてしまうのに売却価格まで値下げとなったらどうでしょうか。
赤字確定しちゃいませんか?

既にこのような市場動向を睨み買い控えの傾向も出て来ています。

資金を作り購入スパンに備える

逆を考えますと来年の4月までは確実な猶予がありますので、逆算し売却計画を立てましょう。
高額売却で売り抜けたあと、金利が上がったと想定します。
そうなると一棟アパートが売れなくなるので価格が下落します。

慌てて売却を迫られ良い条件の一棟アパートがもしかしたらバーゲンセールになるかもしれません。

その時に軍資金が潤沢であれば少ない返済でのローンを組むことが出来ますので痛みを最小限にしながら条件の良い一棟アパートを手に入れることが可能です。

まとめ

不安定で不確定要素が強い時はとりあえず勝ちを確定させた方が良いです。
ズルズルと損切り出来ずに赤字をどんどん積むのは下策中の下策。

もし予想が外れてそのまま金融緩和続行ならばそれはそれで仕切り直せばよい事です。

ダメなのは負けてしまう事ですので、残りの返済金額と夏頃から金利が上がったと想定した場合のシミュレーションなどを行ってみてください。

一棟アパート投資は特に損を最小限に抑えていければ安定して資産を増やせる投資手法なので、危険なシグナルが出ている時はさくっと売却をし次の買い目に備えてまいりましょう。

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