「一棟アパート投資に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない」という初心者の方へ。実は購入の流れは明確で、正しい手順を踏めば誰でも実現可能です。本記事では、物件探しから引き渡しまでの全プロセスを分かりやすく解説します。
一棟アパート購入の流れと必要な手続き
ステップ1:資金計画と融資の事前審査(1-2ヶ月)
まず自己資金と借入可能額を明確にします。一棟アパートの場合、物件価格の20-30%の自己資金が目安です。金融機関に事前審査を申し込み、融資可能額を確認しましょう。この段階で源泉徴収票、確定申告書、資産状況を示す書類が必要になります。
ステップ2:物件探しと現地調査(2-3ヶ月)
条件に合う物件が見つかったら、必ず現地を訪問します。チェックポイントは、建物の外観・共用部の状態、周辺環境、最寄り駅からの距離、入居状況です。可能であれば平日と休日、昼と夜の異なる時間帯に訪れることをおすすめします。
ステップ3:買付申込と売買契約(2週間-1ヶ月)
購入意思を示す「買付証明書」を提出し、価格交渉を行います。条件が合意したら、重要事項説明を受け、売買契約を締結します。この時点で手付金(物件価格の5-10%)が必要です。契約書、重要事項説明書は必ず専門家に確認してもらいましょう。
ステップ4:融資本審査と金銭消費貸借契約(1ヶ月)
金融機関に正式な融資申込を行います。物件の担保評価、収支計画書、事業計画書を提出し、本審査を受けます。承認後、金銭消費貸借契約(ローン契約)を締結します。
ステップ5:決済・引き渡し(契約から1-2ヶ月後)
残代金を支払い、所有権移転登記を行います。司法書士、不動産業者、金融機関担当者が立ち会う「決済」で、鍵の引き渡しを受けます。同時に火災保険・地震保険への加入、管理会社との契約も完了させます。
まとめ
全体で3-6ヶ月が標準的な期間です。
焦らず、各段階で専門家のサポートを受けながら進めることが、失敗しない一棟アパート投資の秘訣です。